未開人の研究日誌

東京大学で教育の研究をしています。2023年4月現在M1です。

前期課程の授業紹介①

前期課程の授業を、点数が高かった順番に紹介していきます。

東大の授業は、前期課程では

90点〜   優上

80点〜89点 優

65点〜79点 良

50点〜64点 可   

〜49点 不可

という評価が付けられています。後期にもあるようですが、開示はされないようです。 進振りとか履修とか詳しく知りたい方はUT-BASEさんのクイズ進振りケースを参考にしましょう。

1位 総合D 1S ヘルス・サイエンス概論 93点

唯一の優上取得科目。1Sについてはこの記事にまとめてあります。

 

2位 総合F 1A 基礎統計 88点

理系はクラス指定、文系でも社会科学系なら研究で必須なので取る人は多いです。木1だったので週を追うごとに出席者は減って、最終的には3分の1になりました。ですがテストにはみんな出席します。出席するよりも自分で勉強したほうが効率的なのですが、そういう人に限って自分で勉強しません。授業中に前の部分の復習をやっていたら88点来ました。

 

3位 身体運動・健康科学実習I 1S 86点

通称スポ身。ソフトボールを選択しました。普通に出席していれば誰でも優を取れます。オンライン化でレポートだらけになったとか。ご愁傷様です。

 

4位 初年次ゼミナール 1S 85点

この記事にまとめました。

 

5位 社会科学 1A 数学I 84点

水1。文系向けの授業で、内容は高校数IIIの微分積分です。教科書レベルができれば普通に単位取れます。

 

5位 総合B 1A 平和構築論 84点

紛争地域の平和構築について。教員はかなり意識が高い。グループワークもかなり行いますが、リアクションペーパーをちゃんと書いてレポートを出せば良いです。何故こんな高得点が来たか謎。

 

7位 身体運動・健康科学実習II 1A 82点

陸上を選択。まあ普通に優。色々な種目できました。

 

8位 情報 1S 80点

情報は進振りには大事です。授業自体の面白さは教員によると思います。

 

ここまでが優。

9位 総合L 1A ロシア語初級(会話) 79点

「79良」はよく見かける点数です。「優三割規定」という、優以上の人数を30%〜39%にする規定により優にはできない学生が79点になります。尚、スポ身、初ゼミ、少人数の授業には適応されません。 この授業は受講者9人だったため優三割規定の適応外です。ただ僕の点数が優の基準に達しなかったということでしょう。

 

10位 英語 1A2 FLOW 77点

英語によるスピーキングの授業です。FLOWは入学時の学部オリエンテーションでレベルを選べます。現在はコロナ禍のため学部オリエンテーションがオンライン化され、別途自分で選択するようです。レベルは恐らくCEFRに対応していると思われます。基本的には2を選ぶのが良いでしょう。3は教員次第で4になるとTLPも入ってきます。僕は3を選択しましたが教員に恵まれました。 もう一つ、「自撮り」についても説明しておきましょう。FLOWでは、スピーキングの宿題としてビデオを撮ってくることが要求されます。これが自撮りと呼ばれています。ただしこれも教員次第です。

 

11位 人文科学 1A 心理II 76点

心理とは言いますが脳科学の授業です。テストは完全選択式なので普通に勉強すれば大丈夫です。これは月3の授業でしたが水1は発達心理学の授業になります。(2Aで潜ろうとしたがITC-LMSにアクセスできず、失敗)あと最初は受講者が多すぎて教室が移動していました。

 

12位 総合C 1A 教育実践・政策学入門 75点

教育実践・政策学コースの要望科目。3人の教員により授業が進められます。レポートを3つ提出する必要がありますがそれくらいです。1Aでしか受講できないことには注意してください。

 

13位 総合L 1S1 英語中級 74点

上の記事に書いてありますが、この授業は結構楽な方でした。ターム制だったからでしょうか。ただしグループ発表の順番によって準備期間が変わったり、初ゼミやALESAとの兼ね合いがあるので大変です。

 

14位 英語 1S ALESA 73点

この記事にまとめました。

 

14位 総合L 1A 英語中級 73点

この授業は結構大変でした。宿題がリーディングだけだったのが救いでしょうか。(分量はすごいんですけど)

 

14位 総合L 2S 英語中級 73点

対面授業だったらフィールドワークがあったらしい授業。全クラス型の方がやはり大変ですね。 それにしても英語中級は皆似たような点数になりました。

 

17位 英語 1S1 英語一列 71点

はっきり言って退屈な教員でした。英語一列も教員による差が大きいですね。試験はMARCHあたりの入試問題をイメージしてもらえれば大丈夫です。

 

17位 人文科学 2S 歴史II 71点 6人の教員による授業。木1。リアクションペーパーでそこそこ書けていれば大丈夫です。(1人出し忘れましたが)最終レポートはそのうち1人選択でした。思ったよりも高得点でした。

 

17位 総合D 2S 環境・エネルギー工学I 71点

D系列ですがかなり理系的な授業でした。金5でしたが、同時間に開講されていた同名のもう1つの授業は理系しか受講できませんでした。授業自体は「環境」は一部で「エネルギー工学」が主でした。ECMOなども取り上げられました。

 

20位 社会科学 2S 政治I 70点

僕が取った中では唯一のオンデマンドの授業でした。何度も見られるのは良いですね。(といってもそう言って後回しにする人に限って一度も見なかったりするんですよね)テストは論述式でした。

 

20位 総合D 2A 社会生態学 70点

教員が書いた本をベースに進められ、日本の色々な地域を事例ごとに紹介していきました。レポートの内容は「日本の任意の地域を1つ選び、産業政策を考える」というもので、僕は高知県四万十市を選びました。結構書きにくい町だったので苦労しましたが、思ったよりも良い点が来ました。

 

今日紹介した授業は全て進振りにおいて倍率が1で計算されました。

以降の科目と主題科目については次回紹介します。