未開人の研究日誌

東京大学で教育の研究をしています。2023年4月現在M1です。

1週間を過ごしてみて

 修士課程が始まりました。初日のガイダンスの時点で記事を書きたかったのですが、想像以上に忙しいです。まあ今週から早速課題に取り掛からないといけないことを考えるとあまり時間がないのですが、早めに書かないとフェードアウトしてしまいそうな気がするので、早めに書いておきます。

 

 ありがたいことにリアルの知人でも複数読んでくださっている方がいらっしゃるようです。研究室でも認知されていました。感謝です。

 前回の記事では有益な情報をお伝えできれば、とか書いたかもしれませんが、今回はひたすら感想を書く記事なのでさほど有益なことはないかもしれません。とはいえ在学生のこういうリアルな感想こそが有益な情報かもしれません。

 

ちなみに僕の通うところでは「コース」と「研究室」はほぼ同義であると思ってください。そうでないと意味が通らないことがあるかもしれないので。

 

ガイダンスの前日はかなり緊張しました。学部の入学時以上であることは間違いなく、全く知り合いがいなかった高校の入学時以来かもしれません。と言うのも、学部のうちは「大勢のうちの一人」でしかなかったのに対し、今回はメールで入学予定者一人一人の名前が書かれていていて、そこに進む自分の存在をより意識したからです。

 

①授業

 授業に関しては厳しいことは想像していたので、想像の範疇ではあります。ただ、授業が週2日にまとめられているため、その2日は結構疲れそうです。ただし、授業当日よりそれまでの準備の方が大事なことを考えると、残りの5日こそが大変だったりしそうです。

 卒業に必要な30単位必要のうち22単位はコースの教員が定めた(今年からはっきり定められたらしい)必修で埋まってしまうのであまり考える余地はないのですが、取りたい授業が取れないと言うことが起こりそうな気がします。まあ「取りたい」と言っていても途中で履修を後悔するのがいつものパターンなのでしょうけれど。

 1個思ったのは、コース内の教員の授業しか受けないと、そのうち見飽きてしまいそうです。実際には他のコース・専修の授業だったり、非常勤講師の授業もあったりするのでそこまででもないかと思いますが。

 

②人間関係

 これについても特に心配はしていませんでした。こんなことで心配していては不安要素がいくつあっても足りない気がします。(残念ながら世間ではアカハラなども見かけるようですが…)実際に全く問題はなかったです。さすが教育学を研究しているだけあって、組織内でもD&Iが実践されていそうです。(ちょっと大袈裟に言いすぎました)雰囲気としてはかなり良さそうなので、このような雰囲気がどのように形成されているかしばらく観察してみようと思います。(僕の研究には直接関係ないですが、教室の雰囲気などを研究している方にとってはこういうことは直接研究対象になるのだろうか、と思っています)ちなみに女子率も非常に高く、いわゆる「東京大学」のイメージとは一線を画します。

 万が一問題があったら報告しますが、相手方もここを見ているだろうから意味ないですね…

 

③生活環境

 時間の意味で言うと修士1年生は大変です。週2日は授業にで時間・体力を費やすほか、授業準備・研究で3日は最低確保しなくてはいけません。残る週2日で身の回りの生活に気を配れればと思います。あくまでもこれは一般的なスケジュールで、臨時で予定が入ったり授業が潰れたりするとこれより忙しくなったり、忙しくなくなったりしそうです。例えば来週は入学式があるので水曜日が潰れ、その分どこかで埋め合わせしなくてはなりません。(結構焦っています)

 その上サークルを立ち上げてしまい、そちらの運営に時間・労力を取られています。サークルの共同代表曰く、「僕の忙しいは無駄が多い」とのことなので、その言葉を胸にしまいながら頑張っていきます。(おそらくこの記事を書く時間が無駄と言いたいのでしょうが)

 サークルの記事も書きたいのですが、また怒られそうなので今はやめておきます。

 

④進学

 一応まだ進路については決断はしていませんが、このまま博士課程に進学する雰囲気は出来始めています。正直なところ博士を出てからその先のことを考えたいのですが、博士課程を出たら選択肢はほとんど残っていないでしょう。研究でよほど大きな挫折を味合わない限りは進学するのだと思いますが、他の選択肢もできる限り残しておきたいところです。

 

⑤金銭について

 一番心配していたのはここで、博士課程の学生がどのように生計を立てているかということに対して不安がありました。実際は、教員がかなり戦術が上手いようで、結構高い割合で学振が通るようです。働きながら博士課程に通う戦略もありますし、大学独自の奨学金、その他特任研究員などの制度もあるようなので、実際皆さん何とかなっているようです。詳しいことは今後指導教員を含む教員と相談しなければいけませんが、かなり魅力的です。これについては進展があればまた記事にします。

 

 さて、今回はこんなところにしておきます。書き出したら結構時間が経ってしまったので、徹夜覚悟で頑張ろうかと思います。このくらいサクサクと授業レポートも書ければ苦労しないのですが。

 

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