未開人の研究日誌

東京大学で教育の研究をしています。2023年4月現在M1です。

学問Barのすすめ

大学院の授業が想像以上に忙しい、というよりは自分が思った以上に頑張れない、という方が適切かもしれませんが…やはりなかなか更新できていませんね。

 

今回の記事は、歌舞伎町にある学問Bar Kisiの紹介です。案件とかではなく(案件もらえるような人では到底ありません…)個人的に書きたいので書いています。

 

今年1月にオープンした店です。それ以前は別のバーだったようですが、リニューアルしたようです。まず店の紹介は他の記事を読んでもらった方が早いでしょう。

こちらは店長による記事です。

https://note.com/kisi_academic/n/n138fdd1ad88b

こちらは週刊朝日に掲載された記事です。

https://dot.asahi.com/wa/2023041900052.html?page=1

 

近年、日替わりの1日店長がバーテンを務める「イベントバー」という形態の店が増えていますが、その中でも、大学院生や研究者が学問について発信するのがポイントです。

オーナーのえらいてんちょうさんはこの他にも「イベントバーエデン」「クイズバースアール」の立ち上げに携わっており(現在では経営からは退いているらしい)、その関係で僕は開店前から知っていました。そういえば母親もこの店を絶賛していたので書いておきましょう。

 

まだ4回しか行けていませんが、大変魅力的な店です。

①異なる研究分野の学生との交流

発表を聞く側にとっては、自分の専門分野以外の分野についての知見を広めることができます。大学院にもなるとなかなか関係ない分野を学ぶことも難しくなるので、結構いい機会になるでしょう。発表する側になると、分野を知らないからこその「素人質問」が結構鋭いことが多いようです。また、専門知識がない人にどう伝えるか、というのは難しいところです。

 

②人脈作り

研究室は人間関係も狭くなりがちなため、外に人間関係を求めることへの意義は大きいでしょう。また、学部生の来店も思った以上に多く、大学院での研究や生活について知ることができるいい機会になるでしょう。共通の悩み事(就活、お金、指導教員、精神状態etc...)について相談できる機会とかもあったら面白いと思います。(提案してみましょうか)他に院試対策のイベントとかもありでしょうか?

 

③発表の練習

発表者が学会発表などの練習として使えるのはもちろんですが、客も発表の方法を見て学ぶことができるいい機会です。個人的に一番推したいのはこの側面です。発表の内容がわからなくても、発表の仕方(スライドの作り込み、客への反応、間の取り方、声の出し方)の良い点を学ぶことはできます。個人的に思っていることは、学部生でも内容が優秀な方はいますが、学年が上がっていくと発表の仕方も優秀であると感じます。

 

他にオープンチャットやオンラインサロン(こちらはまだ僕は加入していません)もあり、交流の機会としてかなり活用できるようです。

 

僕もそのうち1日店長の側に回ってみたいと思います。そうしたらまた別の魅力も見えてくると思うので、また書きたせればと思います。

 

追伸:4月5日にコメントくださった方

遅くなりましたが返信しましたので、確認いただけると助かります。